僕がTOEICリスニング満点をとるために使ってきた英語教材

英語スピーキングのVersantはどんな試験?

えーなんがVersantを受けてみた結果と感想

・スピーキング力を試したいけど、どうしたらいいんだろう?

・社会人でなかなか英語の試験を受ける時間がない

・試験会場に行かずに家でテストできないの?

 

この記事では、そんな疑問を持つあなたにフィットする「Versant」についての記事を書きました。

Versantはオンラインでできる英語スピーキングテストで、チケットさえ手に入ればいつでもどこでも受験ができます。

TOEICのL/Rテストでは測れないスピーキング力を測れるので、英語を使用して仕事をしている方にはピッタリの試験です。

この記事ではそのVersantについて紹介しますね。

Versantはどんな試験?

運営元

Versantは日経新聞とピアソンが作成している英語スピーキング試験です。

スコア

Versantは20点〜80点の中で点数が出ます。なぜ0点〜100点じゃないのかと言うと、正規分布で言うところの端っこを省略しているようです。

ちなみに日本人の平均点は総合が38点と言うことで、CEFRで言うとA2にあたります。英語にあまり触れていない方は30点台になることが多いようです。

受験方法

英検の面接のように対面で人に向かって話すのではなく、スマホやパソコン等に向かって話し、コンピューターが自動で採点をしてくれるところに特徴があります。現代っぽいですね!笑

かつてのVersantは、特定の電話番号に電話をかけて、電話口に向かって話していたようですが、それは現在はなくなっていていて、スマホやパソコンのみになっています。(2019/12月)

採点と結果

採点はコンピューターが自動で行われるため、試験が終わった後すぐに結果を知ることができます。試験時間自体も17分ほどですし、結果が出るまではあっという間です。

申し込み

オンライン

いつでも受けられると言うのがいいところなのですが、それはチケットがあったらの話です。

申し込みはオフィシャルのサイトから代理店を経由して購入しても、テストのチケットが発行されるまでに1日かかってしまったので、思い立ったらすぐに受けられるかというとそうではないので注意が必要です。

ただTOEICではオンライン結果発表でも、試験後17日かかってしまうので、試験の結果が気になってしまう人には心理的に嬉しいですよね。

また試験回数にしても個人受験に関しては何回でも受験できます。もちろん1日に何回も受けて劇的に点数が伸びるものではないですが、定点観測として毎週1回受けるということも可能です。

試験会場

なし

受験はパソコンやスマホがあればどこでもできるので、わざわざ試験会場に行く必要もありません。また試験時間も17分ぐらいで終わるので、TOEICのように2時間座りっぱなしと言うこともなく、あっと言う間に終わってしまいます。(その分その時間フルで集中しないといけないのですが…)

受験料は5500円(税込)で、「今なら2回受けられる!」と言うキャンペーンもよくやっています。(2019年10月時点)

Versantの試験内容について

Versantの試験では約17分の間に63問出題されます。

A音読 8問
B復唱 16問
C質問 24問
D文の構築 10問
E話の要約 3問
F自由回答 2問
-計63問-

詳しく見てみましょう。

A:音読(Reading)8問

音読することによって「流暢さ」と「発音」を診断するセクションです。

個人受験の場合は申し込んだ際に送られてくるテスト用紙に1〜8までの文が書いてあるので、その文を読み上げます。

例えば、

1. Ted is debating whether or not to change jobs.

といった文を読み上げます。

この時、気をつけるのは、英語らしい自然な発音と速度です。

このセクションだけは事前に準備ができるので、Tedの-dとisがリンキングしたり、notの-tがドロップしたりなど、音の変化に注意しつつスムーズに読めるように練習をしておきましょう。

B復唱(Repeating) 16問

単純に聞こえた音声を繰り返すリピーティングです。「文章構文」「流暢さ」「発音」を診断します。

Example:

Q: “Leave town on the next train.”
A: “Leave town on the next train.”

個人的にはこのセクションが一番大変な気がします(汗)。

普段からシャドーイングを練習しているため、即時的に音を真似するのには慣れていますが、覚えて繰り返すと言うのはまた別の負荷がかかる感じがします。脳みそフル回転です笑。
これは、英語力というより記憶力を試しているんじゃないか?と一瞬思いましたが、公式サイトの作成者のインタビュー動画によると「え、でも日本語だったらできるでしょ?」とのことでした、笑
つまり聞き取りの負荷や、文章構成など、日本語のように負荷が少なければ、ある程度長い文でもリピートはできますよね。英語のリピーティングが大変だと思ってるうちはまだ負荷がかかってる状態だから、シャドーイングで音の負荷を下げて、フレーズ暗記などで知ってる文を増やして、推測できる文を増やしましょうということですね。

C質問(Questions) 24問

英語で短い質問が来るので、それに対してシンプルに答えるパートです。「語彙」を診断します。

Q: “Would you get water from a bottle or a newspaper?”
A: “a bottle” or “from a bottle”.

例のように、A or Bのような質問が来るので、それに対して”英語らしく”答えます。例のAのように完全な文でなくてもよく、ネイティブだったらどう答えるかな。という視点で答えるのがポイントです。

全体を通してですが、結構色々なアクセントや話し方の人がいるので、スピーキングテストと言いながらもしっかりリスニング力が試されているなあと感じます。

D文の構築(Sentence Builds) 10問

単語入れ替え問題です。日本人は受験でもこういった入れ替え問題が出るので、これが一番得意かもしれませんね。「文章構文」「流暢さ」を診断します。

Q: “was reading”, “my mother”, “her favorite magazine”
A: My mother was reading her favorite magazine.

こちらも1つ目、2つ目の単語を記憶に残しておかなければいけないので、負荷がかかります。文字列を覚えようとするより、それぞれのイメージを記憶に残しておく方が、個人的には記憶が保持しやすかったです。

E話の要約(Story Retellings) 3問

短いストーリーを聞いたあと、30秒で要約して話します。「文章構文」「語彙」「流暢さ」「発音」を診断します。

これは「文章構文」「語彙」「流暢さ」「発音」とあるように、かなり色々な能力をチェックされます。

まず短いストーリーを聞き取る力。これは音の負荷が下がっていないといけませんし、話を聴きながら頭の中に絵を描いていく必要があります。言葉で覚えているものは、その場では理解しても話が終わった後に忘れてしまいやすいので、必ず絵や動画のようにして保持するようにしましょう。そして、それを自分なりに要約して、アウトプットします。その際に、言いよどんだり、ゆっくりすぎたり、また簡単な語彙だけで話すと点数が上がりません。

内容的には、それこそ「誰がどこで何をしたらこうなった」というストーリー性があるものなので、練習としては映画や小説のストーリーの要約などをする習慣をつけるといいですね。例えば『Back to the future』の映画のストーリーを30秒で話せますか?笑

好きなものからでいいので、誰かに伝えるつもりで、ストーリーを30秒にまとめる練習をしてみましょう。

F自由回答(Open Questions) 2問

「あなたはどう思いますか?」といったオープンクエスチョンに対して40秒で答えます。「文章構文」「語彙」「流暢さ」「発音」を診断します。

例:都会と田舎、どっちがいい?

などです。
これの対策としては『英語で話す力』がまさにちょうどいいかなと思います。色々なクッションや接続詞の表現を入れつつ、意見を述べて、理由を言えればOKです。

結果について

Versantは試験が終わったらすぐに結果が出ます。(処理待ちで数分はかかることがあります)

TOEICは満点が990点ですが、Versantとは20点から80点のレンジで採点されます。これが何点になるかはドキドキ・ワクワクの瞬間です笑。

VersantはTOEICやTOEFLなどの得点との対照表もついてるんですけども、これがなかなか対照表通りにいかなくて、試験を受けた後にがっかりする方が非常に多いです。

というのは、たとえ900点のTOEICの点数があったとしても、予想されるVersantスコアの結果は58点に対して、実際は48点だったということもよくあるようです。

バーサントテストが測る2つの能力

Versantによると、試験では大きく2種類の能力を測っていると言います。1つは「内容」、そしてもう一つは「話し方」です。内容のほうは文法や、語彙、文章構成等で、これは日本人は割と得意な方です。

しかし、話し方のほうは実は日本人はかなり苦手な人が多く、また自力での学習でも点数が上げにくい分野です。

文章構成や語彙の方で40や50点のスコアが出せても、話し方の方で30や35点になってしまう方が多いようです。

Versantのいい点・もう少しな点

良い点

話す力の指標になる

Versantは話す力を客観的に測る意味で、良い試験だと思います。

英語学習でよく相談されるのは「ペラペラになりたい」という表現です。これは学習者よりも怪しげな教材やスクールによく書かれているイメージですが笑、このペラペラというのは非常に曖昧な表現ですよね。何を持ってペラペラとするのか、英語が話せているとするのかはどうしても主観になってしまいます。

一方で、Versantのように数値で出せれば客観的な伸びがわかるので、「今Versant35点だから50点が取れるようになりたい」という目標設定ができるようになります。

時間の節約になる

試験時間17分や、どこでもできるのは忙しい社会人にとって非常に魅了的です。TOEICとか英検とかめちゃ時間かかって大変ですからね…。

 

もう少しな点

もうちょっと安いといいな

完全に自動採点で会場費や人件費などはTOEICほどかからないと思うので、同じように自動採点のCASECのように、3500円ぐらいになるともっといいですね。

もっとコミュニカティブだといいな

現在は聞いたものを答える一方通行の試験ですが、今後はこちらが話したことを認識して応答してくれるような、Adaptiveテストになると、さらに自然な会話力を測ることができると思います。AIの技術でなんとかできませんかね、笑

Versantについて思うこと

日本人は大学受験を含め読み書きの能力は非常に高いと言われるのですが、一方で話す力聞く力はまだまだと言われます。そしてそれが最近のTOEICスピーキングテストやこういったVersantのテストによって明らかにもされてきています。

ただこれは非常に良い傾向だと私は思っています。というのも、テストには「波及効果」というものがあると言われています。それはテストで「この項目」が問われている場合学習者はその項目を勉強するようになると言うものです。例えば、文法問題が出題されていることがわかれば、学習者は文法問題を勉強するわけです。

つまり、我々は「スピーキングテストを実施」となってはじめて、スピーキングの練習をするわけです。

これまで大学受験をはじめとする試験では、話すことが評価されなかったため私たちは話す練習にちゃんと取り組んできませんでした。話す試験自体がそもそもあまりなかったとも言えます。

そういったこともあり今回現在Versantのようなスピーキングテストが出てくることによって、スピーキングの点数を上げなければいけないと言う状況になり、われわれはスピーキングの点数を上げるためにスピーキングの練習をするといった循環が生まれてきたわけです。

この流れはとても良いと思います!

話し方の点数の上げ方

Versantとの採点基準なんですが、これは「英語話者により近い方法で話してるかどうか」つまり「英語らしいかどうか」を測っているそうです。丁寧にゆっくり話せば良いかというと、そういうものでは無いわけですね。もちろん実際の会話においてはカタカナ発音でも内容がわかれば仕事にはなるんですけども、それだけではこのVersantの点数は上がらないと言うことです。

じゃぁその点数はどうやったら英語らしくなるかというと、イントネーションや音の変化、また語彙やフレーズなどをリアルな英語から出来るだけ吸収して、そのまま使えるようにするのが良いと思います。

そのためには、まずシャドーイングができるようになって、Screen Playシリーズなどで、リアル英語シャドーイングをしていくのがオススメです。

まとめ

ここまで、Versantの試験について見てきましたが、まずは一度受けてみることをオススメします。自分の現在の英語力を数値で出してもらえるのはなかなか楽しいものです。ただ、Versantに限ってはかなり低めで出てくるかもしれないのでショックを受けないように心の準備をしておいてください、笑

もちろん最終的にはテストのスコアを上げることが目標ではなく、英語力を上げることが目標だと思います。まずは、試験で自分の英語力を把握して、これからの英語の勉強に活かしていきましょう。

Versantを受けてみた結果と感想【2019年10月】